すーぱーブラザーズの部屋

複数のTCG他諸々

超体感!グレートネイチャー!!

前回の予告通り、しばらくはEDH以外だよ。

 

今回はこちら、カードファイト!ヴァンガードから

【グレートネイチャー】!

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【スパイク・ブラザーズ】じゃねえのかよ!!

と言うお声はごもっとも。


でも仕方ないじゃないですか、こっちの方がホットな話題ですもの。
スパブラに関しては近日投稿しますのでお許しを。


なお筆者はヴァンガードの環境が分からないので、以下は純粋なカード同士のシナジー程度の説明になります。
メタゲームだとかは各々周囲に合わせて勝手に調節して下さいあしからず。


さて、気を取りなおしまして。
この【グレート・ネイチャー】はターン最後の退却と引き換えにハイパワーを得たユニットで殴り、退却した際のドローで守りを固めるというデッキ。
今回はその中でも【特別名誉博士】という名称を軸にしたデッキを紹介していきます。


12/8発売の【AWAKING ZOO】に収録されている新規カード達を含めて、今回はこういうデッキを用意してみました。

 

特別名誉教授
超越デッキ
超特別名誉博士メイユール・シャノワール1 NEW!!
全智竜バラウール2 NEW!!
全智竜キャスパリーグ2
全智竜アーヴァンク1
全智竜マーナガルム2
永世教授ブラナマンダ2
永世教授サハスラーラ・ヴィーラ1
死苑のゼロスドラゴン ゾーア1 NEW!!
箱入りの令嬢スパングルド1
金城の首席アルジロー1
永世教授サンカルパ1 NEW!!
永世教授クンダリーニ1


メインデッキ
G3 7
特別名誉博士シャノワール3
特別名誉博士シャヴェリーテ2 NEW!!
特別名誉博士シャソバージュ2
G2 11
クレヨン・タイガー4
バイナキュラス・タイガー3
トリクル・ブリティッシュ2 NEW!!
アンカー・ラビット2
G1 15
特別名誉助手みけさぶろー4
リーダー・ピッグ2
ペイント・オッター2
アニマルクリップ•レッサー3 NEW!!
シッター・ボブテイル2 NEW!!

矛盾教官シェルマスター2
G0 17

ポリッシュ・ペンギン4
アプロバル・フリゲート4 NEW!!
カッター・ファルコン2

カスタネット・ドンキー2

オートマティスム・コアラ4 NEW!!
Fv
テレスコープ・ラビット1

 

1.特別名誉博士とは
まず今までの特別名誉博士デッキのおさらいから。
このデッキは《特別名誉博士シャノワール》のブレイクライド時効果を活かすのが目的です。
《シャノワール》のパンプとドロー効果は攻撃する度なので《クレヨン・タイガー》なんかは何枚あっても足らないでしょう。
大量の星を得た《アンカー・ラビット》が鬼の形相で殴りかかってくるのは圧巻の一言。
G2止めをしてくる相手や余裕をかましてる相手には《特別名誉博士 シャソバージュ》のモノクルがキラリと光る。
彼の効果によって《シャノワール》の効果を得た《永世教授ブラナマンダ》と《全智竜キャスパリーグ》が相手を挽き潰します。
超越デッキは《ブラナマンダ》と《キャスパリーグ》を中心としており、《全智竜マーナガルム》や《全智竜アーヴァンク》をはじめとした優秀なGユニットが揃っています。
また《永世教授クンダリーニ》《金城の首席アルジロー》《箱入りの令嬢スパングルド》といった、用途のはっきり分かれている優秀なGガーディアン達を擁しているのも特長ですね。
そこに《永世教授サハスラーラ・ヴィーラ》が最後の後詰めとして控えているといった構成。
さて、では今回の【THE AWAKING ZOO】の新規カード達が加わってどのように変化していったのかを見てみましょう。

 

《特別名誉博士 シャヴェリーテ》
ノーマルユニット 〈3〉 (ツインドライブ!!)
グレートネイチャー - ハイビースト パワー11000 / シールドなし / ☆1
【自】:[あなたの手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] このユニットが(V)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、あなたの山札からそれぞれ別名の「特別名誉博士」を含むカードを2枚まで探し、公開し、手札に加え、山札をシャッフルする。
【自】【(V)】:[【カウンターブラスト】(1)] あなたの「特別名誉博士」を元々含むGユニットが【超越】した時、コストを払ってよい。払ったら、あなたの山札からグレード3のカードを1枚まで探し、(V)にハーツ状態で置き、山札をシャッフルし、1枚置いたら、このカードを手札に戻す。

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新たに登場したG3の【特別名誉博士】ユニット。
効果はどちらも優秀で【特別名誉博士】デッキを超越とうまくかみ合わせてくれます。
一つ目の効果はグレード3相当の手札と引き換えに【特別名誉博士】を二枚手札に入れる効果。
サーチ対象は基本的に《シャソバージュ》と《シャヴェリーテ》の組み合わせ。
後述しますが順当に超越出来れば《シャノワール》がデッキにいる必要が出てきますので、どちらかのサーチ先が切れている場合のみ《シャノワール》をサーチするといったところでしょうか。
この時点でG3を二枚抱え込むので返しの防御は心もとないですが、超越コストに加えて《シャソバージュ》のコストも用意できるのは優秀。
G3を捨てた場合は純粋なアドバンテージを得る事が出来ますが、実際そこまで捨てたいG3がいないのが現実。手札に《シャヴェリーテ》がうまく被ったりすればやるくらいですかね。
二つ目の効果は【特別名誉博士】Gユニットが超越した時に、ハーツの自身を手札に戻し、デッキ内の【特別名誉博士】を引っ張りだす能力。
つまるところ《超特別名誉博士 メイユール・シャノワール》と《シャノワール》の効果を同時に誘発させるのを目指せ、という話。
特筆すべきは《シャソバージュ》がライドした時の効果も有効であるという事。
つまり《ブラナマンダ》か《キャスパリーグ》のどちらかを超越が可能、俗に言うダブルストライドをスムーズに実現出来ます。
もちろんそのコストは手札に戻した《シャヴェリーテ》で賄える素敵仕様です。
またカウンター・コストが心配なら《シャヴェリーテ》を再ライドして圧縮、デッキのトリガー率を高めつつ殴るのもいいですね。
元々《特別名誉助手みけさぶろー》のおかげでサーチには事欠かなかったデッキを更に潤滑にする《シャヴェリーテ》。
これからは彼をどのように確保し、流れを作れるかが勝負の分かれ目となるでしょう。

 

《超特別名誉博士 メイユール・シャノアール
Gユニット 〈4〉 (トリプルドライブ!!!)
グレートネイチャー - ハイビースト パワー15000+ / シールドなし / ☆1
【超越】 - ストライドステップ - [あなたの手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。
【自】【(V)】【Gブレイク】(2):[【カウンターブラスト】(1),あなたの手札から3枚選び、捨てる] このユニットがアタックしたバトルの終了時、あなたの「特別名誉博士」を含むハーツカードがあるなら、コストを払ってよい。払ったら、このユニットをGゾーンに表で置き、あなたの手札から「特別名誉博士」を含むグレード3のカードを1枚まで選び、【スタンド】でライドする。ライドしたら、あなたのリアガードをすべて選び、そのターン中、パワー+4000し、そのターンの終了時、退却させる。

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新たに登場した【特別名誉博士】Gユニット。学問を究めんとする《シャノワール》の未来の姿の一つ。
能力はCB1と手札3枚で、このカードをGゾーンに返して【特別名誉博士】のG3を手札からライド、リアガード全てにパワー4000と退却デメリットを与えるというもの。
手札コストは《メイユール》自身のトリプルドライブで賄え、また手札の【特別名誉博士】は《シャヴェリーテ》でサーチ済みと能力の発動に支障が出る事はほぼないでしょう。
能力のキモとしてはやはりドライブチェックが多く出来るというその一点にあります。
どうせ大量に引くのだから変わらない、と侮るなかれ。
その大量に引く予定のカード達にどれだけのトリガーが含まれていますか?
ただでさえサーチ多用での圧縮と星偏重のトリガー構成で殺意マシマシになりがちなクラン。いっそ6枚星を捲ってやるくらいの勢いで行けばいいのです。

相手の対応次第ですが、星の振り分け相手を全て《ラビット》にする事で一撃必殺も夢ではありません。

問題は《メイユール》のドライブで治トリガーを捲りすぎて《シャノワール》のリミット•ブレイクが無効になってしまう事が起こりうる点。

なので《ペイント•オッター》があれば事前に置いておく事をオススメします。


《全智竜 バラウール》
Gユニット 〈4〉 (トリプルドライブ!!!)
グレートネイチャー - ワイルドドラゴン パワー15000+ / シールドなし / ☆1
【超越】 - ストライドステップ - [あなたの手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。
【起】【(V)】【ターン1回】:[【ソウルブラスト】(1),あなたのGゾーンから裏のカードを1枚選び、表にする] あなたの前列のユニットをすべて選び、そのターン中、『【自】【(V)/(R)】【ターン1回】:このユニットのアタックがヴァンガードにヒットした時、1枚引く。』を与え、あなたのGゾーンの表のカード1枚につき、パワー+4000。そのターンの終了時、それらのリアガードを退却させる。

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グレートネイチャーの新規汎用Gユニット。
Gゾーンの表のカードの枚数だけパンプしていくので前半~後半と隙なく使えるという強みがあります。
ヒット時効果は《タイガー》や《ラビット》などを駆使して数回の発動を狙っていけるのがいいですね。
そしてとにかくコストがフリー・ペルソナとソウル・ブラストなのが何より偉いです。
カウンターをコストとして使用するユニットが多い中、ソウルをコストにできるこのユニットの価値は高いと言えます。
また《バラウール》以外を捲ることが許されるので枚数を必要とせず、戦況と相談しながら自身他《アーヴァンク》や《キャスパリーグ》などもコストにしていけます。
早い展開を予見したらフィニッシャーである《サハスラーラ》か《死苑のゼロスドラゴン ゾーア》のどちらかを切るのもいいでしょうね。

 

《死苑のゼロスドラゴン ゾーア》
Gユニット 〈4〉 (トリプルドライブ!!!)
ズー - ゼロスドラゴン パワー25000+ / シールドなし / ☆1
【究極超越】(あなたの表のGゾーン3枚以上で解放!Gゾーンに戻る際、Gゾーンを除外!) - ストライドステップ - [あなたのヴァンガードと同名のカードを手札から1枚選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。
【自】:[【カウンターブラスト】(2)] このユニットが(V)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、1枚引き、手札から1枚選び、(R)にコールし、そのターン中、
『【永】【(R)】:このユニットはカードの効果で選ばれず、常にパワーが99999になる。』と『【自】【(R)】:このユニットが相手のヴァンガードにダメージを与えた時、相手は敗北する。』を与える。

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龍神ギーゼの産み出した、大自然国家ズーを象徴するゼロスドラゴン。
長い間ベールに包まれてましたが、パワー99999と攻撃が通れば終わりというワンパンKOのリアガードを生み出す効果と判明しましたね。
要するにそのリアガードで完全ガードや手札をほぼほぼ吐き出させ、4~5点からの確定殺を目指すのがこのデッキでの主な運用です。
そこで重要になるのがこのカード《リーダー・ピッグ》です。

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《ピッグ》が『後列から攻撃できる』を得る効果は選ぶものではないので《ゾーア》の能力下でも適用できます。
なので《ゾーア》を適用させたこのカードをV裏に置く事で、勝ち手段を用意しながら左右リアガードのラインもしっかり形成できるのが良いですね。
《ピッグ》は序盤の動きを潤滑にするパーツでもあるので同じようなカードの中でも無理なく採用できるのも○。
問題は超越時点でカウンター・コストをうまく確保できているかどうかと、V裏を空けれているかどうか。
グレート・ネイチャーで枯渇しがちなカウンター・コスト2枚は中々使わずにいるというのが難しいものです。
そんな時はその直前のターン、Gガーディアンである《永世教授クンダリーニ》を何とか使いましょう。

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このカードは指定したリアガードの退却とカウンター・チャージ1という2つの問題を同時に解決してくれるのが嬉しいですね。

基本的に【特別名誉博士】は星を乗せたRに完全ガードを合わせられるのが辛いので、それを確実に1枚削れるのは大きな利点です。勿論その前に殴り殺してもいいのは最高ですね。

 

《永世教授 サンカルパ》
Gユニット 〈4〉
グレートネイチャー - ハイビースト パワーなし / シールド15000 / ☆なし
【Gガーディアン】(お互いがグレード3以上で、あなたのGゾーンの表のGガーディアンが3枚以下なら使える) - 相手ターンのガードステップ - [あなたの手札から【治】を1枚選び、捨てる] 裏のこのカードを(G)にコールする。
【自】:[【カウンターブラスト】(1)] このユニットが(G)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、あなたのリアガードを1枚選び、あなたの、ユニットのいないサークル1つにつき、そのバトル中、そのユニットとヴァンガードのパワー+4000。その後、選ばれたリアガードのパワーが20000以上なら、1枚引く。

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要は空いたサークル×4000をVとRに与えて、その強化値次第ではドローも狙えるGガーディアン。

基本的に盤面をエンドに手札に変換するこのデッキでは、空いたサークルを参照するカードは比較的優秀です。

もう一つの名称参照デッキの【ビッグベリー】ではRを大切にする傾向があるので使い辛いですが、こちらはどんどん退却させていくので使う事の出来る場面は多いでしょう。

G2なら3つ、G1なら4つのサークルが空いているのが条件なので、その辺りを留意して扱いましょう。


《アニマルクリップ・レッサー》
ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)
グレートネイチャー - ハイビースト パワー7000 / シールド5000 / ☆1
【自】【(R)】:達成20000あなたのリアガードのパワーが20000以上になった時、そのあなたのターン中、このユニットを達成状態にする)
【自】【(R)】:このユニットがブーストした時、そのバトル中、このユニットのパワー+4000してよい。そうしたら、そのターン中、このユニットは『【自】:ターンの終了時、このユニットを退却させる。あなたのGゾーンに表のカードがあり、達成状態で退却したなら、1枚まで引き、【カウンターチャージ】(1)。』を得る。

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基本11000ブーストと達成でカウンター•チャージ&1ドローを狙うレッサーパンダ

ソウル•チャージが1ドローに変わってパワーも高くなった《ラベル•パンゴリン》と書けば分かりやすいでしょうか。

このカードを語る上で欠かせないのはやはり自力で退却出来る能力を序盤から使える事。そしてそれを自分で選べる事。

 《テレスコープ》が焼かれないとも限りませんし、選択肢は多い方がいいですよね。

普通にパワー7000のブースターでもあるので、ここぞと言う時以外も使えます。

このデッキだとあまりその点で旨味がないかも知れませんが、貴重なカウンター•チャージ要員です。機を見て戦場に投入していきましょう。

但し気を付けたいのは《パンゴリン》との効果のタイミング。《パンゴリン》は攻撃後なのに対して《レッサー》はターンのエンド時。そこをしっかり意識しておかないと、実はコスト足らなかった、とかもあり得ります。


《トリクル・ブリティッシュ
ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)
グレートネイチャー - ハイビースト パワー9000 / シールド5000 / ☆1
【自】【(R)】【ターン1回】:あなたの「特別名誉博士」を含むヴァンガードの効果で、このユニットが選ばれた時、そのターン中、このユニットのパワー+4000し、『【自】:あなたのエンドフェイズにこのユニットが(R)から退却した時、ドロップゾーンから「特別名誉博士」を含むカードを1枚まで選び、手札に戻す。』を得る。

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 【特別名誉博士】に選ばれると、自身のパンプとドロップの【特別名誉博士】を拾いに行くデブ猫。博士達愛用の万年筆ですね。

このデッキでは主に超越コストになった【特別名誉博士】を拾いに逝ってもらいます。特に初回超越のコストで落としたのを拾って貰うのが肝要です。

先手での《メイユール》はGガーディアンがない限り、後手では勿論2度目の超越になります。また上手くリミット•ブレイクを有効に出来なければ確実に1度遅れてしまいます。

 そこで問題となってくるのがG3の枯渇です。
このデッキでは【特別名誉博士】達7枚がG3の枠を取っていますが、そもそも彼らを《メイユール》以外の超越コストに当てるのが厳しい事がわかります。
《シャノワール》はデッキにいてもらわなければ困るし、《シャソバージュ》は手札に1枚は無ければ困る。
《シャヴェリーテ》は超越ボーナスで自身を戻せますが、そもそも戻せるのは現状《メイユール》の時のみ。
なので初回に《バラウール》などに超越した時のコストはそのままになってしまうのです。
結果的にダメージやドロー如何によっては《メイユール》が使えない状況が増えてしまいます。
そんな時【特別名誉博士】を回収できる《トリクル》のなんと ありがたいことでしょうか。
特にカウンターや手札等のコストを必要としないのも魅力的ですね。
《メイユール》を使わずに《マーナガルム》で殴るというプランもありますが、それは臨機応変という事で一つ。


《シッター・ボブテイル》
ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)
グレートネイチャー - ハイビースト パワー6000 / シールド0 / ☆1
【永】:守護者
【自】:[あなたの手札から1枚選び、捨てる] このユニットが手札から(G)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、あなたの「特別名誉博士」を含むユニットを1枚選び、そのバトル中、ヒットされない。
【自】:このユニットが(G)から退却した時、あなたのソウルから「特別名誉博士」を含むカードを好きな枚数選び、手札に加える。

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特別名誉博士】を好きな枚数手札に加える事が出来ます。
恐らくは《全智竜フェルニゲーシュ》などの無差別ソウル・チャージで吸われてしまった【特別名誉博士】の回収でデザインされたカード。
このデッキでは大体《メイユール》から下敷きにされた《シャノワール》の回収です。
都合1枚で完全ガードが放てるので2枚目以降の手札コストを気にせず打てるのが強みでしょうか。
カウンター・コストが気になるならば《矛盾教 官シェル・マスター》に変えてしまっていいかも知れません。


Gユニットの運用は、先手だと基本的にGガーディアンからの《メイユール》になります。
《シャヴェリーテ》を手札に戻しながら《シャノワール》を準備しましょう。
《メイユール》の横に《ラビット》とブースターを配置すれば準備完了です。
《メイユール》で捲ったトリガー効果を《ラビット》に乗せつつ、達成を満たさないようにパワーを割り振りましょう。
その後《メイユール》効果で《シャソバージュ》に、その効果で《ブラナマンダ》にもう一度超越!
《ブラナマンダ》の効果で《タイガー》とブースター、V裏に《ピッグ》でも置ければ最高ですね。
結果として異様なクリティカルを携えた《ラビット》が パワーを上げながら殴り続けるという状況となります。
もしゲームが終わらなかったとしても《シャノワール》と《ブラナマンダ》で大抵二桁ドローが確定するので守りも万全です。
猛攻を防ぎきる為に手札を吐いた相手の攻撃なら恐らく防げるでしょう。


一連の動きのどこかで淀みそうな場合、もしくは後手ならば初回の超越に《バラウール》をオススメします。
《タイガー》か《ラビット》どちらかともう一列のラインを構築するのが最低限。
上の二体を左右にそれぞれ用意出来れば盤石です。
高パワーと2個ほどクリティカルを載せた《ラビット》で3回殴れば1度は通るでしょうか。
それとも手札を全て吐いて守ってくれるのでしょうか。
もし2度超越の機会があれば《メイユール》の出番になり、先程の手順を踏みます。
最後の超越は《サハスラーラ》か《ゾーア》の2択。
G8を達成していれば《サハスラーラ》の超パワーが、達成していなくても《ゾーア》の超パワーが相手になるという状況です。
また余裕があってG8を狙う時や《バラウール》の後に適当な超越先がない時には《アーヴァンク》と《マーナガルム》がいます。
彼らはそれぞれ単体で優秀なGユニットで、戦況を選んで使えます。
除去を飛ばして妨害してくるような相手には《アーヴァンク》。
守護者を抱えて守ろうとしている相手には《マーナガルム》を超越しましょう。
《キャスパリーグ》は《メイユール》からの派生選択肢。
また《シャソバージュ》から直接乗っかれる選択肢でもあります。
Gガーディアンに は先程の《サンカルバ》に加えて《アルジロー》《クンダリーニ》《スパングルド》を1枚ずつご用意しました。
コスト要らずの《アルジロー》、CCが出来る《クンダリーニ》、不要牌を交換できる《スパングルド》と各々優秀なので悩みどころですね。
個人的には《クンダリーニ》を2枚に増やして《アルジロー》を抜いてしばらく使っていきたいです。
G2止めに関しては《シャソバージュ》でのブレイク・ストライドか《シャノワール》のリミット・ブレイクで対応しましょう。
《シャヴェリーテ》によって《シャソバージュ》を大体抱えられる様になった為、《エアーエレメント・シブリーズ》は今回超越デッキにいません。
G2にライドされたら《シブリーズ》は機能しませんので尚更です。

 

デッキ自体としてはGユニットかリミット・ブレイクが有効になってからが勝負。
それまでの攻防は《バイナキュラス》などをメインで戦いましょう。
速攻で手札を叩きつける際には、最後まで《タイガー》を1枚は抱えておく事が大事。
よしんば最終ターンに超越出来た時、逆転の眼を残しておきたいですからね。
そのまま抱えて死ぬ時は仕方ないですが。

 

さて、ここからは改造案。
序盤の攻勢で圧力をかけたい方は《ぐるぐるダックビル》を採用するのがベター。
勿論超越サポートの《ひたむき助手ミニベリー》も採用圏内。

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今回彼らは《レッサー》や《オッター》に枠を取られた形ですね。
特に《ミニベリー》は【ビッグベリー】の不在と《トリクル》の存在が響いて不採用となっています。
全体的に早いゲームを目指したいなら《トリクル》や《ラビット》《レッサー》辺りを抜いて《ダックビル》を増量、G1で速攻を掛けるのが良いでしょう。
【ビッグベリー】との混合なら《ピッグ》等を抜いて《ミニベリー》ですね。
【グレート・ネイチャー】を使う方なら、G3に《矛盾教官タスク・マスター》がいないのも気になる方が多いと思います。

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《シャソバージュ》のダメージ行きによる《メイユール》から《ブラナマンダ》が出来なくなるのを厭って、《シャソバージュ》2枚刺しに枠を取られて抜いたのが現状です。
特段《シャソバージュ》の効果を気にしないというのであれば1枚を《タスク・マスター》に変えてしまいましょう。
《みけさぶろー》でサーチ出来るのは同用途の《タイガー》や《ラビット》にはない大きな利点です。
先程も言いましたが《ボブテイル》を1枚、あるいは全部《シェル・マスター》に変えてもかまいません。

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カウンターがいくらあっても足らないのがこのデッキの短所です。詰められる時にしっかりと詰めれるように動いていきたいと考えるとコストは3枚〜4枚は残しておきたいので、シェルマスターの方が実は使いやすいのかも•••?

 

一応新規【特別名誉博士】サポートも複数いますが、少々使いづらそうな印象を受けました。
《アドラブル・バリニーズ》
ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)
グレートネイチャー - ハイビースト パワー7000 / シールド5000 / ☆1
【起】【(R)】:[このユニットを【レスト】する] あなたの「特別名誉博士」を含むヴァンガードがいるなら、あなたの他のリアガードを1枚選び、そのターン中、パワー+4000し、そのターンの終了時、【カウンターチャージ】(1)し、そのユニットを退却させる。


《ブートキャンプ・キムリック》
ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)
グレートネイチャー - ハイビースト パワー9000 / シールド5000 / ☆1
【自】:このユニットが(R)に登場した時、あなたの「特別名誉博士」を含むヴァンガードがいるなら、そのターン中、このユニットのパワー+4000してよい。そうしたら、そのターンの終了時、このユニットを退却させる。
【自】【ドロップゾーン】:[【カウンターブラスト】(1)] あなたの「特別名誉博士」を含むユニットがグレード3のユニットからライドして(V)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、このカードを手札に戻す。


《エランド・ソマリ》
ノーマルユニット 〈0〉 (ブースト)
グレートネイチャー - ハイビースト パワー5000 / シールド10000 / ☆1
【自】:先駆
【自】【(R)】:[このユニットをソウルに置く] あなたの「特別名誉博士」を含むユニットが(V)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、あなたの、ドロップゾーンかソウルから「特別名誉博士」を含むカードを1枚選び、手札に戻す。

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《アドラブル・バリニーズ》は積極的にカウンター・チャージが可能でコストもレストのみと非常に手軽。
ですが自身のレストによって結果的に要求値が下がるのも否めず、ただでさえカッツカツなG1枠に彼女の出番があるかと言うと疑問です。
《レッサー》と違って複数回の発動を容易に狙える点は優秀なので、そこは序盤に仕掛ける事が出来る《ダックビル》の採用次第といったところでしょう。
《ブートキャンプ・キムリック》は【特別名誉博士】がいた場合、場に出ればパワー4000してエンドに退却。
またドロップゾーンからカウンター・コストを使って手札に戻れるので、基本は使いまわす事を目的にデザインされています。
ですがカウンターを使うのが非常に惜しい。競合相手が多いうえに優秀なものばかりなので彼も困りものです。
試すとしたら1枚指して使い回す、くらいでしょうか。完全ガードのコストにしても戻ってこれるのもいいですね。
《エランド・ソマリ》は【特別名誉博士】のVが出た時に、自身をソウル・インしてドロップかソウルから【特別名誉博士】を回収する効果。
《メイユール》が出ても効果が誘発するので、超越コストにした【特別名誉博士】を即回収できる強みがあります。
ですが問題はFV候補という事。
現状自身を能動的に退却できる《テレス コープ》と《みけさぶろー》との安定感が抜群なので抜くに抜けないんですよね。
いっそ《ピッグ》や《レッサー》《バイナキュラス》に初動を任せてしまえればいいのですが、そううまくいかないのが世の常。
やはり引けない事も考えると《ソマリ》ではなく《テレスコープ》に軍配が上がります。

 

総括
以前と比較するとG3と超越に安定した動きを手に入れた新生【特別名誉博士】。
さて、そこで気になるのは安定性を上げるのか、それとも速度を上げるのかという話です。
個人的には今回のレシピのようにシナジーを固めて安定性を高くしたいですが、やはり速いデッキの方が持ち味を活かしやすいという点を無視できません。
序盤に展開した分を手札のアドバンテージで補填できる のは【グレート・ネイチャー】の特権ですからね。
《ダックビル》で引いてしまえばという方も、サーチが済むまでデッキにいて欲しいという方もいます。
両方取ってスタートダッシュ決め込んで、フィニッシュまで爆走し続けるのもいいのかもしれません。

このレシピと記事がそんな皆さんの指標となれれば幸いです。


長々となりましたが、皆さんも是非一度【特別名誉博士】デッキを組んでみませんか?


そんなわけでまた次回。


はぁ、どっとはらい