すーぱーブラザーズの部屋

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コンスピラシー 王位争奪!

ドラフト他多人数戦前提のカードが目白押し、コンスピラシー2王位争奪が発売されましたね。

新規は勿論再録カードも粒揃いで中々楽しそうなカードセットです。

というわけで今回も楽しそうなカードをちぇけらー。

 

1.トレストの大使、レオヴォルド

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3マナ3/3の対戦相手だけ迷宮の霊魂、しかも除去対応ドローのおまけ付き。

大量ドロー跋扈するEDHにおいてクソカードの一枚である迷宮の霊魂を相手だけにしてそいつをジェネラルに出来るとかほんとロクでもない。

しかも自身が青なので7ドロー他ドローには困らない上に、除去にもドロー水増した上で青のカウンターや黒緑の変態カードで守れる手段がそこそこあるのがまた面倒なカード。

唯一の欠点というか救いというか、3マナ3色と色拘束がキツいのは少し考えどころ。マナクリーチャースタートにしてもマナアーティファクトスタートにしても、基本は2ターン、遅くて3ターン以内の着地を目指す事になる。

ゲームの流れとしてはレオヴォルド着地から手札をなんらかで枯らさせた後にむかつきルート。多分マニアックが常套手段になりそう。

このカードで特筆すべきはタイニーリーダーズでSultai以外の選択肢が現れた事。バニラ使わなくて済むよ、やったねたえちゃん!

同じスーパートレスト人であるエドリックも採用出来る上、対戦相手のエドリックだけ止めれるとか本当嫌なカード。

トレスト人ってまともなのいないね()

 

2.護衛隊長、アドリアナ

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新キーワード能力、会戦を持つ5マナ4/4、また他の自軍クリーチャーにも会戦を与える効果を持つ。

一見ただのくっころが似合う女騎士だが、乱戦になった時の爆発力は目を見張るものがある。

まず会戦の能力を平たく説明すると、戦闘に際して自軍クリーチャーが攻撃したプレイヤーの数だけの+1/+1修正を受けるキーワード能力。例えば1人を攻撃すれば+1/+1だし、2人を攻撃すれば+2/+2、3人なら+3/+3。

そして会戦を自軍全体に与えるとはどういう事かって、例え1/1の群れであっても轢き殺せる可能性があるのが最高。

基本的最低サイズが4/4なので8体程度揃えるだけだと2回、3回集団で殴る必要があるのが難点。アドリアナ自身で7/7で3パン狙えるのは同じようなガイージーにはない利点かなぁと。

個人的にはリースに採用。リースの苗木を4/4にして雪崩れ込ませるのは中々楽しそう。ほぼ同じ能力のガイージーに入れてみるのも一興?

 

3.野生の心、セルヴァラ

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3マナ2/3、 緑特有のパワー参照ドローとG1を不確定で増やすマナフィルター兼マナ加速。

パリアノに帰ってきたセルヴァラが、今度は野生に帰ってきた。

パワー参照ドローは緑の得意としているところではあるが、相手に利用される事もあるので過信は禁物。

それよりこのカードで特筆すべきはやはりパワー参照、青天井のマナ加速。火種は緑1とタップだけ。使い道に指定のない好きな色マナの組み合わせという魅力的な一文は色々なデッキを夢想させてくれる。

ただ残念なのはセルヴァラ自体が緑単色である事。これでは好きな色、の部分が台無しだ。3マナでクリーチャー偏重の多色デッキと中々花咲辛いが一度ハマれば暴力的な動きを見せてくれるか。

ファッティを繰り返し出し入れ出来る精霊の魂、アニマーや、ファッティの集合体であるアニマのメイエルは一向する価値アリか。

 

4.マルチェッサ女王

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4マナ3/3接死速攻、場に出た時にプレイヤーを統治者とする能力と、アップキープに統治者である場合に1/1接死速攻の暗殺者トークンを生み出す。

幽霊王ブレイゴの崩御により、パリアノの女王に即位しあそばれたB•••誰だこの美魔女!!?(驚愕)

前回とは打って変わって白を基調とした趣の女王様は、色もグリクシスからマルドゥへと変えられました。

そして一応統治者のルールをおさらい。

1.統治者である者はターン終了時に1枚ドローできる。

2.統治者の権利は戦闘ダメージによって、与えたクリーチャーのコントローラーに移り変わる。

3.多人数戦で統治者である者が死亡した場合、それはアクティブプレイヤーか、もしくは次ターンのプレイヤーである。

 

ざっとまとめるとこんな感じで、つまり女王様の能力は

1.統治者になれる。

2.エンドにとりあえず1ドロー出来る。

3.次のターンからトークンをひり出す。

こうなる。

流石に統治者の奪い合い、という要素では女王様の右に出るジェネラルはないといっていい。

接死3/3というスペックで統治者の座を奪いに来た輩を誅殺し、例え地位を追われても速攻持ちの部下か自分で奪いかえす。もし奪われなければ接死の壁が更に守る、という堅牢さ。

統治者の地位は女王様が場に出る度にそのプレイヤーに戻るため、少々無理をしてジェネラルにしてもいい感じ。

継続的に攻め手、守り手、生贄を用意出来るので、それを活かせるカードは使いやすい。例えば汚染や煙突、頭蓋骨〆めとかは使いやすいかなーと。

コントロール寄りに作るのが一番丸そうかな。ひとまずカジュアルジェネラルとしては及第点。

 

5.セルヴァラの暴走

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新キーワード能力動議を持つ6マナソーサリー。野生への投票の数だけデッキトップからクリーチャーをめくって行って踏みたおし、解放への投票の数だけ手札からパーマネントを踏み倒す。

セルヴァラ姐さん大暴れ、みんな〜。

野生はデッキトップからの大惨事が狙える。マナクリとか捲ると悲しみを背負うのは放浪者に似た趣があるけど、それを差し引いても十分。

解放はかの悪名高いEurekaと同じくPWも出せるのが好印象。手札がない時に打つと解放ばっかり選ばれるので手札が潤沢な時を狙おう。

総じてド派手なカードであり、ぜひ使ってみたいカード。

 個人的には大渦の放浪者に放り込むとかなり素敵な事が起こりそう。

 

6.召し上げ

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動議を持つ10マナのソーサリー。時なら選ばれた数だけ追加1ターン、金なら金に投票したプレイヤーのパーマネントを1つ奪っていく。

最低限荊州占拠と露骨な窃盗になれるソーサリー。ストレッチになれたらラッキー、だが3.4ターン渡されて負けたら流石に恥ずかしい。

青単には多分採用されると思うが、知識の搾取にはご用心。

ムーミンやあざみといったエターナルブルーの青単には朗報か。

 

7.聖域の僧院長

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3マナ2/2、場に出る際に指定したマナ数のノンクリーチャー呪文を唱えられなくさせる。

時々現れる唱える事を制限させるクリーチャー、今回の範囲は選ばれたマナ域。

EDHではピンポイントに使えたら強いが正直それなり。

やはりこれの真価はレガシーにある。デスタクを始めとして白ウィニーに属するデッキではもちろん、ブレード系にも居場所はあるだろう。2/2の最低ラインを持ち合わせているのもグッド。

 

8.カストーディの魂呼び

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会戦持ちの3マナ1/2。攻撃した時に攻撃したプレイヤーの数以下のマナコストを持つクリーチャーを蘇生する。

会戦に加え、会戦の蘇生版ともいえる効果を持つ。それなりな能力だが攻撃開始なのがひたすら残念。

ただノーコスト蘇生はいつの時代も魅力的、何か使い道は見つかるだろうか。

 

9.護衛募集兵

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3マナ1/1、場に出た時にタフネス2以下のクリーチャーをサーチする。

遂に現れた帝国の徴募兵の後継。今度はパワーではなくタフネス参照。

といってもEDHではほぼ使い勝手は変わらず、キキジキやら霊体の先達をサーチ出来る逸材。

レガシーではアルーレンやデスタク、エスパーブレードなど多岐に渡る活躍が見込める。エスパーブレードはネメシスをサーチできるのが本当に詐欺くさい。

 

10.絢爛なビヒモス

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6マナ5/5トランプル。統治者である限り、自軍の全ての土地に追加で望んだ色のマナを1つ生み出す能力を与える。

全ての土地を肥沃な大地付きに変えるファッティ。マナ加速を兼ね備えたファッティと聞くとヴォリンクレックスが浮かぶが実情は大きく違う。

ヴォリンクレックスは土地が生む色のマナしか増やさないので時折色不足が起こるが、絢爛なビヒモスはそれがない。一方でビヒモスは相手の展開を阻害しないのでプレッシャーを掛けにくい。またcip能力が発動できる場かどうかも重要になってくる。

自身がトランプルを持つので統治者が奪われても取り戻しやすいのも◎。

アニマのメイエルといったファッティメインのデッキには是非一考したい。

 

11.替え玉

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4マナ瞬速、場に出るに際して戦場のいずれかのコピーとして場に出る。

遂に現れた4マナの元祖クローンの純粋な上位互換。

それも正統派クローン互換待望の瞬速持ちであり、比較的使いやすい部類なのは助かるかも。

シャルムなど、クリーチャーとユーティリティカードでコンボを決めに行くデッキは注意。スタックでこれを出されるとうっかり相手に無限コンボを進呈しかねない。

個人的には青絡みに一つ仕込んでおいても損はない、面白いカードだと思ってる。インスタントタイミングのクローンって、この環境だと予想以上に厄介。

二つ反射のリクーや精霊の魂アニマーといった青緑を絡ませたクリーチャー偏重デッキで一つどうだろうか。

 

総括するとEDHのみならず下の環境にも適応できるカードも散見される新規の優秀さが光る。

また狂暴化の名前を貰ったBerserkや実物提示教育など再録カードにも目玉がある素晴らしいカードセットだ。

そんな夢溢れるコンスピラシー 王位争奪 好評発売中!!みんな買おうな!(ダイマ)

 

どっとはらい